787系



 平成4年に787系が誕生しました。僕はカラフルでおしゃれな783系ハイパーサルーンの登場に度肝を抜かれましたが、787系にはさらにビックリさせられました。何よりもその車体が醸し出す都会的で落ち着いた雰囲気が、それまで僕が抱いていた国鉄特急のイメージとだいぶかけ離れていたことが要因です。大げさな言い方をすれば、僕にとって九州特急の新時代の幕開けを予感させる大事件だったのであります。

 登場後は鹿児島本線の特急つばめに運用されましたが、翌平成5年3月18日のダイヤ改正から「ドリームにちりん」として日豊本線にも顔を出します。当時、僕も数回ではありますが787系のドリームにちりんを利用しています。車体に「TSUBAME」のロゴ入りでしたから、本業はつばめですがついでににちりんもやってます、みたいな感じでしたね。(笑)平成5年発行の鉄道ジャーナルにドリームにちりんの詳しい記事がありました。ダイヤ改正時の「ダイヤは今年も磨かれた」というスローガン、何となく覚えているなあ。

 では当社に所属する787系のご紹介です。まずは登場時のドリームにちりん仕様の編成です。当時のドリームにちりんは9両編成で、非営業ながらビュッフェも連結しておりました。思い出しました。平成6年に一度だけ鹿児島本線を博多から西鹿児島まで、つばめの半室の4人用コンパートメントを利用したことがあります。少々長旅なので隣のビュッフェでコーヒーと軽食を購入しました。今となっては懐かしい思い出です。


 

 次に有明仕様のBM12編成です。ダークグレーに塗り替えられていて、登場時よりもよりシックな雰囲気になりました。先頭車前面と側面の赤いありあけマークがアクセントになっています。



 お次はリレーつばめです。側面のロゴが一新されました。


 最後はアラウンド・ザ・九州仕様の2編成です。当社には6両編成と4両編成がそれぞれ一本ずつ在籍しています。4両編成は分オイのワンマン対応車(Bo編成)です。まずは6両編成。


 ワンマン対応、大分所属の4両編成です。この編成ではクハ0番代の側面、ズラリと並ぶ小窓が特徴的です。


 あとに続く883系、885系も素晴らしい列車ですが、787系の魅力は少しも劣っていないように思います。またビュッフェ付き特急の復活を願いたいですね。(無理か...)








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