815系


 815系は1999年(平成11年)10月、豊肥線の一部電化開業に合わせて営業を開始した電車です。ワンマン運転対応、軽量でリサイクルしやすい低コストな構造、地方都市の運輸需要に柔軟に対応できるロングシートを特徴とする電車で、登場時には「JR九州の次世代型通勤電車」と銘打たれておりました。

 

 営業当初から熊本地区と大分地区に配置され、現在もなお同地区を中心に活躍を続けています。2両編成の運用が中心ですが、ラッシュ時には2連(4両)の併結も見られます。


 815系の登場で国鉄近郊型の423系と国鉄急行型だった457・475系が次々と撤退していきました。あの時、国鉄型車両ファンの僕には何とも憎たらしい電車に思えた815系も、一時期通勤でお世話になり、大分駅で見慣れてきますとその感情もやがて愛着へと変わってきます。それにしても登場から20年以上も経過しているのに、まったく古さを感じさせないデザインなんですよねえ。僕は「水戸岡マジック」と呼んでいます。

 

 

 さて、当社には815系が2編成在籍しておりまして、実車同様、大分地区を中心に日豊本線中津駅から重岡駅までの運用に就いています。415系と共にこれからも長く地域の足として活躍してもらう予定です。(最近、両編成とも走行中にモーターからの異音がありまして、近日メンテナンス目的で源じいの森車両工場に入場予定です。)







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