キハ47 かわせみやませみ



 JR九州の11番目となる新しいD&S列車が「かわせみやませみ」です。実を言いますと、僕はつい最近までD&S列車の意味を知りませんでした。「D」は特別な「デザイン」で「S]は運行する、地域に基づく「ストーリー」を表しており、D&S列車とは「デザイン」と「物語」のある列車のことを呼んでいるそうです。なかなか洒落ていますね。

 或るこの列車名「かわせみやませみ」は、日本三大急流の一つである球磨川流域に生息する野鳥から名づけられています。或る列車と同様に車外・車内のデザインと設計はJR九州ではお馴染みの水戸岡鋭治氏が手掛けています。

 実車は時に3号車が増結されることがありますが、2両編成が基本となります。人吉寄りの1号車はキハ47 8087で「かわせみ」と呼ばれており、車体色は青が基調です。対して熊本寄りの2号車はキハ47 9051で「やませみ」と呼ばれておりまして、車体色は緑が基調です。

 車内のコンセプトは「自然の香りと温もりを感じるスペース」です。車内には人吉・球磨産のスギやヒノキ、暖簾には八代産のイグサが使われています。また、カウンター席や子ども専用いす、ソファ席なども設けられ、高級感漂う旅が演出されています。

 実車は平成29年3月4日から毎日、熊本〜人吉間を3往復しています。すでに人気の列車となっており、SL人吉や特急「いさぶろう・しんぺい」号と共に当地の観光客誘致に一役買っているようです。

 さて、この度我が社にも「かわせみ・やませみ」が入線しました。観光の一翼を担う看板列車として、バリバリ働いてもらうつもりです。








  inserted by FC2 system