キハ58/キハ65 TORO-Q



 ちょっとまえのことじゃ。きゅうしゅうのぶんごのくに、きゅうだいほんせんに「とろきゅう」というなまえの、それはそれはとてもにんきのとろっこれっしゃがはしっておった。このとろっこはのぅ、きはごはちときはろくごのあいだに、とろっことら3きょうだいを、まるでだんごのようにはさんではしっておったのじゃよ。

 キハ58-569

 キハ65-36

 きはごはちはの、もともとはひぜんのくにをはしっておったもの。きはろくごのほうは、うみのむこうのさぬきのくにからはるばるやってきたのじゃ。とら3きょうだいはそのむかし、にもつをはこんでいたものじゃが、やねつきのとろっこにへんしんをして、さつまのくに、ひごのくに、そしてぶんごのくにへとわたってきたというわけじゃ。

トラ74318 + トラ72792 + トラ74858

 とろきゅうはの、からだをもすぐりーんにぬられてろごがたくさんはいっておる。これはいちどみたらわすれられぬの。わしはの、てっきり「みとおかうじ」のでざいんかとおもっておったが、じつはじぇいあーるのおさむらいさんがえがいたものだそうじゃ。いやはや、なかなかのてだれじゃ。

 とろっこれっしゃは、きはきょうだいと、とら3きょうだいの5だいで、おしろのあるおおいたとおんせんでゆうめいなゆふいんとをむすんでおった。おおいたをむいておるのはごはち。ゆふいんをむいておるのがろくごじゃ。ごはちのざぶとんはとのさまれっしゃ「よんぱーご」のみどりのへやからちょうたつしたもの。なかなかよいすわりごこちじゃ。

 わしはなんどかとろっこにのったのじゃが、とら3きょうだいはなかなかのあばれっぷりじゃ。ゆっくりはしっておっても、それははでにさゆうじょうげにゆれおったわ。あっぱれあっぱれ。それにしても、ごつんごつんとしりにひびいたわいの。ぬわははは。

 いまはもう、そのすがたをみることができのうなってさみしゅうなったわいな。またあのようなれっしゃがではしるとええんじゃがのう。








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