キハ30-15

 キハ30は気動車で電車ではないのですが、緑とオレンジのツートンカラーに塗り分けられたその姿をはじめて見た時は衝撃で、湘南色が大好きな僕は一目でファンになってしまいました。鉄道総研(鉄道総合技術研究所)に在籍するキハ30-15です。

  

 現在、キハ30-15は試験車両として使われていますが、旅客車両として現役だった国鉄時代は高崎第一機関区に所属していました。八高線や足尾線で活躍したそうで、僕の第二の故郷である群馬ゆかりの列車といえます。昭和61年(1986年)に廃車となり本線からは引退。鉄道総研(当時の国鉄技研)にやってきました。 

 キハ30-15は効率のよい駆動制御系に関する研究(開発)を目的に使用されていまして、その成果はJR九州のキハ200系や485系電車との動力協調運転を行ったキハ183系1000番台「オランダ村特急」に活かされました。

 実車のオレンジ部分は実際の湘南色よりもやや濃いめな気がしますが、僕の脳は間違いなく湘南色と認識しています。キハ30-15はジオラマにポツンと置かれていても存在感があり、とても見栄えがします。僕のコレクションの中でもマスコット的存在となっています。

  




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