しなの鉄道115系

 かつては広い地域で日常的に、当たり前に目にすることのできた115系湘南色ですが、令和元年9月現在で営業運転しているのは新潟に1編成、岡山に2編成、そしてしなの鉄道に2編成、計5編成という状況になっています。いよいよ湘南色の115系は終焉を迎えつつあるといった感が否めません。僕の鉄道好きの原点になった湘南色の115系ですが、今となってはその全盛期を模型を眺めながら偲ぶしかありません。

 さて前述のように、しなの鉄道には2編成の湘南色編成が在籍しています。S3編成とS25編成です。S3編成(クモハ115-1013、モハ114-1018、クハ115-1012)はもともと松本運転所に所属していた編成でした。2017年5月にしなの鉄道色から湘南色に塗装変更されています。現存する湘南色115系の中ではもっとも原型に近い外観を持つ編成と言われています。

  

 もう一つの編成はS25編成(クモハ115-1075、クモハ114-1511)で2両からなるコンパクトな編成です。2019年5月に湘南色へと塗色変更されました。

  

 今は元気に活躍している「しな鉄115系」ですが、新車導入による引退も近いと聞き及びます。願わくば湘南色のその姿を静態保存でもよいから残してもらいたい、と祈るような気持ちでいます。なかなか彼ら会いに行く機会に恵まれないのですが、現役の間に一度は乗車してみたいと考えています。

  




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