115系550番台



 国鉄型車両びいきの僕が気に入っている形式の一つが115系です。特に湘南色の115系は幼い頃によく見慣れた電車であり、僕の鉄道趣味の原点になっています。115系は汎用性の高い車両であり短編成化や改造が重ねられましたが経年変化は如何ともしがたく、当初1900両程の大所帯でしたが廃車により現在では半分以下にその数を減らしています。


 さて、115系550番台です。JR西日本は乗客の少ない日中のダイヤに2両の短編成で運行するために同形式0番代(2M2T)を短編成化することになり、平成元年にモハ115・114の4つのユニットを種車としてクモハ115・114-551〜554が幡生車両所にて改造されました。ちなみに運転台はクハ115の廃車発生品を再利用しているそうです。 写真はクモハ115・クモハ114-551ですが、当初はクモハ114-551が原形の前照灯でした。(平成18年にシールドビーム化改造が施されたようです。)

  

550番台は下関に配置されており、僕は下関駅で何回も会っています。主として山陽本線岩国〜下関で運用されていましたが、老朽化、冷房能力不足、トイレがない、等の問題があり、平成22年までに全車廃車となってしまいました。残念です。



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