新潟車両センター 115系L99編成


 新潟115系湘南色のN38編成、そして晩年の高崎115系たちの模型を眺めていますと、JR東日本の115系で最後の長野色であるL99編成(通称:エルクック)が思い出されます。新潟での最後の日々は非営業車として、同地区の115系たちの大宮工場入出場の伴車をしたり、廃車となる高崎115系を新潟まで引っ張って行ったりと活躍しました。その光景を再現したくなったので、エルクックをわが車両センターに入線させようと思うに至った次第であります。

 Nゲージでは長野のC編成6両セットが市販されていますので、モハユニット一つを除けばカタチになるなと思っていた矢先、某ネットオークションにてエルクックを発見。競合する方もなく、すんなり落札できました。側面・妻面の細かな表記が再現済みでしたので、眼精疲労と腰痛に苦しむオッサンモデラ―には本当にありがたい。(笑)



 入手後、車両を手に取りますとなかなかの出来でした。こうなりますと、少々手を加えてよりエルクックらしく仕上げたいところです。まずは手始めに2両の先頭車から。おでこの滑り止めの再現とアンテナを長野タイプ(KATOより発売)に変更します。次に各車の窓に優先席とドア注意の標記を実車通りに貼っていきます。そうそう、カプラーも他車との連結を考えて密連式に変更です。さらに非営業車ですので、幕表示は「回送」にしましょう。

  

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 最後にクハ115-1102の前面を引き締めます。幌を黒く塗って、アルファモデル製のジャンパ栓を装着させます。なかなか精悍な顔つきになりました。一応、これで完成としましょう。



 では念願の新ニイ115系N38編成、大宮工場からの出場回送シーンを再現です。



 エルクックが新潟から高タカ115系を迎えに新前橋に来た時には、もう憎たらしくて追い返してしまいたい気分でした。(笑) でも、今ではエルクック自体も過去のものとなり、懐かしささえ覚えます。人の心は移ろいやすいものですねえ...。(おあとがよろしいようで。(−_−)))



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