中古のNゲージ EH10

 ステイホームの日々、梅雨の合間の晴天を利用して趣味の部屋の掃除・整理を少しずつ行っています。今回はNゲージのブックケースに製品名のない名無しの権兵衛に白いシールを貼り、そこに製品の名前を書きこむ作業を進めました。さて、この度ケースを開けるのは約20数年ぶり、というものがありましたのでご紹介いたします。整理箱の奥深くから出てきたのがこれです。

 この車両ケースの中身についてはすっかり失念しており、さっそくケースを開きました。そうそう思い出しました。関水金属(KATO)製のEH10を含む貨物列車のセットでした。一緒に綴じていた領収書から、1999年に今はなき中古の模型店から2万円で購入したことがわかりました。購入後は未開封、未走行ですので、ホントに久しぶりのご対面です。

 

 改めて見ますと、EH10の他、国鉄コンテナのコキ5両、そして車掌車ヨのお中元のような詰め合わせセットですね。それにしてもコキ、ヨのケースは年代モノで目を引きます。特にコキについては3種類のケースが確認でき、年代別に並べると以下の写真のようになりそうです。  

  

 次に機関車のEH10です。これまで実車についてはあまりよく知らなかったので調べてみました。製造開始は昭和29年。数年にわたって64両が製造されました。国鉄史上もっとも大型な電気機関車で愛称は「マンモス」だったそうです。その重量のために運用はもっぱら東海道線・山陽本線に限られ、地方線区には顔を出しませんでした。では模型の話に戻ります。中古とはいえとても美品でナンバープレートも未使用。おそらくは新品中古ではないかと。手に取りますと「マンモス」の愛称よろしく、ずっしりと重みを感じます。あ、これは昔の大きなモーターのせいかな?とにかく牽引力は強そうです。

 
 

 それではコキをつないでディスプレイしてみます。(実車は車間に幌がついていたようですが、今回はあえて製品のままにしてあります。)いやあ存在感は十分ですね。すっかり幹線の趣(おもむき)となります。昔、幹線の沿線ではこのような光景が見られていたのですね。EH10を眺めながら、ちょっとしたノスタルジアな気分に浸っておりました。


 さて、車両たちをディスプレイしている間にケースをきれいに掃除し、車両も一両一両手に取って眼鏡用の布でていねいに拭いた後に再び元の状態にしまいました。昨今のステイホーム。このような過ごし方をしている僕にとっては至福の時になっています。さて、明日は月曜日です。元気いっぱい仕事をガンバリマス。





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