Wikipedia より

　令和3年3月実施のダイヤ改正で大きな話題となったものの一つに、JR東日本の185系と215系の定期運用終了が挙げられるんじゃないかと思います。そして運用離脱後は順次廃車となるという話もあり、同系列の活躍もいよいよ過去のものとなってしまいますね。

　一時期、僕は東海道本線の東京口で活躍する電車たちのNゲージを熱心に収集していました。80系、113系、153系、157系、165系、185系、211系、E231系、E233系などです。いずれも長大編成がよく似合い、小さなサイズのNゲージであってもその走行シーンには迫力を感じます。

　実はですね、趣味部屋の大掃除の際、引き出しの奥からある一枚の紙切れが出てきたのですが、それがコレ↓です。

　もうかれこれ21年前のことになりますが当時、まだどの会社からも模型化されていなかった215系の発売予告を僕は模型雑誌の広告に見つけ（下の写真）、これは！と思い即電話で連絡。（いや、FAXだったかな？）その後、自宅に届いた封書の中身がこれだったのです。この文書の下にはキリトリ線がありまして、記憶にはないのですが、たしか僕は何かを記入して会社に返信しています。

　これはヤバいねえ、申し込んだ後に引っ越ししちゃってるし、入金もせずに申し込みっぱなしじゃん、と焦りまして連絡を取ろうと会社を探したのですが、ありゃりゃ、この会社は今はもうありませんですね。移転？倒産？謎は深まります。ネットで調べてみますと、結果的にはこの会社が鉄道模型の販売を一方的に取りやめてしまい、何だかちょっとしたトラブルにまで発展したようですね。それじゃあ、忘れ去っていてもまったく問題はなかったということにはなりますが、でもちょっと後味悪いかな、と感じます。

　さて、215系はマイクロエースさんから発売され、無事に僕のコレクションの一つに加わりました。久々にケースから取り出してディスプレイしましたが、眺めながら鉄道模型業界の波瀾万丈を思い、開発・製作に携わる方々の苦労を思い、この趣味を楽しみ続けれられることの喜びを改めて噛みしめることができました、という深イイお話でしたとさ。