日頃の行いがよかったせいでしょう（笑）、嬉しいことに平成14年から4年ぶりに小倉工場まつりに出かけることができました。おまけに当日は抜けるような秋の青空。最高のまつり日和でした。平成18年10月15日（日）のレポートです。
当日朝、日豊本線行橋駅で特急から各駅停車に乗り換えます。向かい側4番のりばでは国鉄色の415系、クハ411-330君が出迎えてくれました。途中駅で僕の鉄道学の師匠、M君と合流することになっています。（思えば久しぶりの再会なんですね。）M君と共に南小倉駅で下車してタクシーで小倉工場に向かいました。まだ9時前なのに、何と正門前にはすでに100人近い人が列を作っていました。（ほとんどが鉄道部品購入希望者のようでした。）
まつりは9時からスタートで、僕らは定刻に入場できました。入場門をくぐると高校生によるブラスバンドの演奏が華やかに始まりました。（下写真：左）興奮と期待が次第に高まってきますなあ。ドキドキ・ワクワクであります。会場の係員をされている工場の社員の方々も楽しそうに見えましたね。今年は車両部品売り場の見物を後回しにしているので、まずは総合展示場に向かいます。（下写真：右）開場して間もないのに、多くの人たちがあちらこちらの会場に散らばっていきます。
総合展示場の中（2階）はすでに出店が作る焼そばや焼き鳥、焼きイカのいい香りでいっぱいでした。お腹がすきますねえ〜〜。しかし、僕らの目当ては食べ物ではなくて、お気に入りの鉄道関連グッズをさがすことであります。会場内では国鉄時代から現在までの車両を写した、大小さまざまなポスターがたくさん展示してありました。下の真ん中の写真がそうなのですが、これはほんの一部。まだまだたくさんありましたよ。ちなみにこれらは商品で売り物です。出店の中にNゲージのジオラマも展示してありまして、かわいい車両が走っていました。その様子を一生懸命に身をのり出して眺めている子供に昔の自分の姿が重なります。（笑）
出店の中にはJR西日本のブースもありまして、新幹線グッズが人気でした。さて、商品の中にビッグ・アイテムを発見しましたよ！！「寝台特急なは」のヘッドマークです。値段は10万円也！ しかしですよ、10分後にその場所に戻りますとヘッドマークはすでに売れてしまっていました。これには驚きましたねえ。M君と顔を見合わせて苦笑いです。
いったん総合展示場を出て、展示されている車両を見に行きました。う〜ん、今年は車両展示の企画にあまり力が入っていないように感じました。イエローフェイスのソニック883、近郊電車の813系、面白いのは改造3扉の717系900番台が置かれていたことですかねえ。
ちょっと落胆気味な僕らをしり目に、787系のフル編成は家族連れに大人気でした。先頭車だけは試乗ができるようになっていて、順番待ちの長い列がとても印象的でした。
さて、僕らは気を取り直して歩みを進めます。お目当てはSL「あそBOY」です。これは今回の車両展示の目玉といえるでしょう。道すがら、ここでも親子連れの長い行列がありましたが、これはミニSL列車の乗車待ちでした。（下写真：左）この催しは毎年人気があるようですねえ。おお、その並びにいましたいました！SL「あそBOY」が展示してあります。
いやあ、それにしても近くで見ると迫力がありますねえ。このSLは大正時代生まれの古豪ですが、その存在感は見る者を圧倒します。子供たちも「あそBOY」に触れて大喜びでした。
「あそBOY」のキャブ内は見学できます。めったにない機会ですので、しっかり写真を撮ってきましたよ。（＾＾）
今年はあまり時間がとれなかったので、M君と一緒に会場に売っていた駅弁を食べて帰ってきました。（ちなみに昼に総合展示場で行われた抽選会では、予想通りに僕の番号はかすりもしませんでした。）帰りは少々疲れたこともあって、小倉からソニックのグリーン車で帰ってきました。運転席からの前面展望が楽しめて、なかなか面白かったです。
さて、今年の収穫は総合展示場でゲットしたかわいいキーホルダーです。「にちりん」そして今となっては懐かしい「日南」、そして「富士」の3種類です。そうそう、これには後日談がありましてですねえ、同じ職場の仲間が同日、小倉工場まつりの模様を夕方のニュースで見たそうです。そしたら何とテレビ画面の中に、カメラにも気付かず、一生懸命にキーホルダーをあさっている僕を見つけたのでした。笑われましたねえ。（恥）
今年も楽しい時間が過ごせました。JR九州小倉工場のみなさま、本当にありがとうございました。それと一緒に遊んでくれたM君、ありがとう！
