高タカ115系 末期T1040編成を16番ゲージで再現A

 更に作業を進めていきます。まずは先頭車の前面ガラスを扱います。製品では灰色Hゴムが表現されていますので、黒色でスミ入れして近年の仕様に変更しました。実車では正面左側(運転助手席側)に編成番号が掲げられていますのでそれも再現します。

 

 次に先頭車のオデコの部分を加工します。製品のままではアンテナを差し込めませんので、ピンバイスを用いて穴を開け装着します。製品説明書通りに信号炎管も取りつけましたが、何だか少々さみしく感じます。少しでも実車に近づけるべく工夫しましょう。

    

実車はこんな感じ

Nゲージのホームセットから部品を調達して...

う〜ん、違うナ...

これでよし!

 全体的な仕上がり具合を観察しますと、モハ114車体側面にあるルーバー(MG冷却風取入口)の2エンド側が前のオーナーさんによって削られていましたので、急遽プラ板で自作します。色調がやや明るめなので、この後薄いグレーで整えました。

1エンド側のルーパー   2エンド側にはありません

   急遽、自作しました

 ここまで作業を終えたその週末がとても良い天気だったので、迷うことなく屋外でクリアを吹き付けます。主にインレタ保護のためですが、車体に若干の光沢を持たせたい思いもありました。などと偉そうに言っておりますが、単に模型雑誌から得た知識であります。

 

 クリアの乾燥を待つ間、先頭車前面の種別幕に取りかかります。高崎車の晩年は緑色に塞がれていましたのでそれを再現します。ガラスを直接緑色に塗装しました。

 車体の乾燥を確認したら色差しです。前述のルーパー、主電動機冷却風取入口、客ドアを黒に、乗務員ドアの取っ手、客ドア下縁の靴擦りをシルバーに塗りました。

 それからクハとクモハの前面にワイパー、そしてクモハに幌を取りつけて車体の組み立てを行います。その際にクハの車端部のトイレ表現と運転助手側にゆる〜く機器を取りつけましたが、ちょっとした手間でも大きな効果が得られることがよくわかりました。次第に完成に近づいているのが実感でき、とても嬉しくなります。

クハの車端部 

 次に側面の行先表示です。本当は前橋にしたかったのですが、市販品がありませんでした。お別れ乗車した「大前行き」のシールは購入したのですが迷った挙句、これはディスプレイモデルだと割り切って「回送」という何とも味気ないものを選択しました。

 

回送仕様になりました(^^)

 車体が完成したので、次は屋根に取りかかります。幸いに今のところ腰の調子は良いので、体調を崩さないように気をつけつつ作業を進めていきます。(続きはBにて)





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