国鉄前橋駅ジオラマ制作記(11)

 さて、国鉄前橋駅のジオラマ制作もいよいよ大詰めの段階となりました。今回から線路にバラストを撒き、固定する作業に取りかかります。まずは必要物品の準備から始めましょう。バラストのみではなく、シーナリーボンド、計量カップ(大・小)、スポイト、バラストを入れるコップ、中性洗剤(これはわが家にあり)、バラスト慣らし用の筆などが必要になります。

 それと、側溝の蓋もどきをプラ板で、次にこれは効果があるかどうかは不明ですが、列車停車位置標をあらかじめ作成しています。

 →  プラ板を3mm幅に細長く切ってライトグレーに塗装しました。

 4両編成の停車位置を示す標識です。(とても小さい!)

 それではバラストを撒いていきましょう。まずは貨物ホームエリアから。ベースのコルク板が次第にバラストに埋もれていきます。側線ですので線路が埋まりそうなくらいにたっぷりとバラストを撒き、ボンド水を染み込ませます。

 コルクボードの地肌がむき出し状態です。

 バラストを撒いて、筆で慣らしています。

 側線っぽい感じが出せたように思います。

 ボンド水を染み込ませます。筆で微調整。

 ここで集中力が途切れてしまいました。(笑) というわけで、本線へのバラスト撒きは日を変えて行うことにしました。その数日後、体調が良いことを確認して(とても大事!)以下の作業に取りかかっています。先にホームの端の跨線橋周囲のバラスト撒き・ボンド水固定から始めました。

 その勢いのままに今度は本線のバラスト撒きに入ります。1番線と2番線間ですが、実際の写真を見ますとホーム半分から駒形寄りには側溝がありまして、長〜く蓋が続いていますので(職員の通路を兼ねているのかな?)それも再現します。あらかじめプラ板で作っておいた側溝蓋をバラストに埋めていきましたが、これが実に厄介で大変な作業でした。薄いプラ板を使っていたため、作業過程でたわむし浮くしで涙がちょちょぎれました。(T_T)

  ジオラマの新前橋寄り

  駒形寄りの線路間の蓋

 悪戦苦闘後の仕上がりです。

 もうこの段階で精魂尽き果てておりましたが一つだけ、どうしてもしておきたいことがありました。それは先に準備した停止位置標の設置です。それでは実際の写真で確認した位置に設置してみますが...。

  ... orz ...

 この脱力感をどう表現すればよいのでしょうか。ジオラマのアクセントどころか、全然目立たないということが判明しました。どどっと疲労感が襲ってきます。

 ここにあります!

 どうしても諦めきれなかったので、部屋を暗くして駒形寄りから光を当ててみました。うんうん、こうすればたしかにありますね。苦労は無駄ではなかったようです。(苦笑)

 たしかにあります!

 バラスト自体は単色で変化がないので、ところどころに草を生やそうと思いグリーンのパウダーを準備しました。全体が乾燥してから作業を行うつもりです。ジオラマ製作はいよいよ終盤に差しかかります。

国鉄前橋駅ジオラマ制作記(12)につづく。



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