体調の安定もあって製作意欲は衰えず、作業は順調に進んでいます。では、次に1番線ホームの屋根に着手することにします。このどっしりとしたホーム屋根は国鉄前橋駅の象徴の一つであり、再現には非常に神経を使うところです。さ〜てどうしたものか、と思案していたところ、IORI工房さんからドンピシャの製品が発売されました。ナイスタイミング！その名も「明治風大型ホーム」。幅広いホームに似合う重厚な雰囲気のホーム屋根です。さっそく購入して組み立てました。駒形寄りの末端部は実際の写真を見てそれらしく加工しました。

　

　あー、ここにきて困ったことがひとつ。ジオラマ製作で大事なのはメインとなる建物の周囲に何があるかですよね。主役に対する脇役、といったところでしょうか。ここにきて資料不足のために前橋駅舎周囲の建物チェックが不十分だったことが判明しました。このままでは駅舎の周りが空き地になっちゃいます。（苦笑）急いで航空写真を見直して、それらしい建物を配置しました。KATOの貨物駅シリーズのストラクチャーとHOサイズの駅舎キット、TOMIXのジオコレ、パンケーキコンテナさんの平屋駅舎、手もとにあるプラ資材からの自作などです。これらを組み合わせてそれらしく仕上げました。この作業は苦しかったですねえ〜。（T_T）

　

　ではとりあえず完成させたストラクチャーを配置してみます。駅舎の下にはホームとの高さの調整で厚さ1ｃｍのスチレンボードを敷きました。塗装とディテール製作は後回しにして、まずはいろいろな角度から俯瞰してみます。う〜ん、なかなかよい感じではないかあ。

　

　

　それでは、貨物ホームを完成させてから塗装とディテール製作に取りかかります。楽しみながら作業を進めていきます。（国鉄前橋駅ジオラマ制作記（５）につづく）