国鉄前橋駅ジオラマ制作記(6)


「ジオラマ制作は楽しみながらゆっくりと」をモットーにマイペースで作業を進めております。今回は駅舎周辺と1番線ホームを作り込んでいきます。まずは看板広告の設置から。他の駅もそうでしょうが、前橋駅はとにかく看板広告が多かったので、これを再現していきたいと思います。

 

「中央トラベル」「桐生ボート」など、実在の看板広告を模型用に仕立てました。看板をプリントアウトをする際、トミックスの看板広告の大きさにサイズを合わせていまして、数の不足分はトミックス製品を用いています。なかなか駅らしくてイイ感じになりました。ついでに駅名標も取りつけました。当時の下り方の隣駅は駒形でしたので、そこもちゃんと再現しています。お次は駅玄関正面向かって右側のディテールアップを行います。以前、あらかじめ作っておいたレトロな自動販売機と郵便ポストを配置します。

 

 せっかくなので、自販機の隣に前橋市観光案内地図も設置しました。これは実際に前橋駅の駅前にあったものをコピーして使用しています。(平成時代のモノですが...。)これだけでも景観がぐっと引き締まりますね。では正面玄関左側、電話ボックスを並べます。実際の写真から、さんけい製の電話ボックスがそのものズバリでしたので、4つ組み立て並べて設置してみます。この作業、とても楽しいですね〜。おおっ、いいねえ。

 この電話ボックス、ホントに小さくて組み立てはものすごく大変でした。でも、このような小物も実際の情景の再現には大きな役割があるのですね。苦労した甲斐がありました。この勢いで、正面玄関まわりの看板も設置してしまいます。

 近くで見ますとごちゃごちゃ感がありますが、遠目にはだいぶ実物に近づいた気がします。ちなみに、正面から見えて目立つ改札口(ラッチ)も自作しました。これがあるとないでは印象がだいぶ違ってきます。では左側の駅舎の前に植え込みを作って木を植えましょうか。

 

 ちょっと目を離して駅舎を俯瞰してみました。駅前の噴水あたりからの眺めになるでしょうか。 

 駅舎正面の印象が格段に向上しました。ああ、子どもの頃の懐かしい記憶が蘇りますねえ。(感涙)もう少し手をつけたいという欲もありましたが、それはまた後日。ここをいったん離れて1番ホームに目を移します。

 

 いったん駅舎をどけてホームのベンチを実物通りに配置していきます。手前の広く見える部分は駅舎があるところです。この作業中にしか見れない光景ですが、駅舎側からみた看板広告がなかなかリアルです。ジオラマが完成してしまうと完全にかくれてしまう部分ですからね。たとえ見えない所でも丁寧に作りこむ、という結果になってしまいました。労多くして実少なし。(苦笑)

 

 1番線の旅客ホームについてはなんとかカタチになりました。次に貨物ホームとの隣接部分に手を加えます。花壇と転落防止用柵、架線張り用柱を取りつけます。

 

 今回の作業はここまでにします。次は跨線橋をより実物に近づけるべく加工したいと考えています。ご覧いただきありがとうございました。

国鉄前橋駅ジオラマ制作記(7)につづく。


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