国鉄前橋駅ジオラマ制作記(7)

 国鉄時代の前橋駅を模型で再現しようと思い立ったのが平成26年の9月。そして本格的に着手したのが今年の5月からです。途中、計画の頓挫・変更はありましたが、この頃では何とか全体像がしっかりと見えはじめ、製作の過程でだいぶカタチになってきたな、と実感するようになりました。作業はきわめてゆっくりですが途中経過のご報告です。今回からジオラマボードに線路を固定する作業に着手します。まずは天気の良い日を見計らって自宅の庭で線路を塗装しました。

 まずは貨物側線と1番のりばの線路から固定します。両端は釘による固定を行っていますが、基本的に線路はボンドを用いてボードに固着しています。後日バラストを撒いて固定するので強度は確保できると思います。貨物側線の線路止めは実物通りに標識部分を白く塗りました。

 

 せっかくなので貨物ホームに貨車を並べてみました。おお、こりゃなかなかイイ感じですねえ。当時の前橋駅はどのような荷物を扱っていたのでしょうか。イメージが膨らみます。そうだ、ちょっと調べてみましょう。貨物ホームのディテールアップにきっと役立つはず。

 自作した跨線橋の幅を念頭に1番線と2番線の線路幅を測り、ていねいに慎重にボードへ固定します。この作業は若干神経を使いました。120pの長さの線路が2本、等間隔に並ぶように定規を用いつつ固着します。

 

 ジオラマボードに2番線・3番線の島式ホームを載せますが、当時のホーム高が低めだったのでそれも再現しようと考えました。ホームの下に敷くスチレンボードをホーム幅に切り出して高さを調整してみました。165系を試験的に入線させましたが、うん、なかなかよろしいのではないでしょうか。

 3番線の線路は考えがあって敷設は後回しです。まずは先に2番線・3番線ホームを作り込んでいきましょう。「楽しくのんびりと」をモットーに作業を進めていきます。

国鉄前橋駅ジオラマ制作記(8)につづく。


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