485系ラストラン乗車 その後



 平成27年10月18日に行われた485系Do32編成のラストランの余韻も残る平成28年1月のある日、思いがけずJR九州大分支社の方から電話をいただきました。ラストラン当日に行われた部品抽選の件に関するお詫びと、残っている部品の抽選に関するお話でした。ラストラン参加者の代表にひとり一人電話をかけていらしゃるとのこと。お忙しい中、本当にお疲れ様です。

 後日、JR九州大分支社より封筒が届きました。封筒の中身はお詫びの文書と部品の抽選に関する書類でした。ラストランの時は財布の中身が寂しかったので部品の抽選会に参加できませんでしたから、このお知らせは嬉しかったですね。

 お詫びの文書(クリックしてください。拡大します。)

 抽選のお知らせ(クリックしてください。拡大します。)

 抽選のお知らせ(クリックしてください。拡大します。)

 抽選のお知らせ(クリックしてください。拡大します。)

 ラストラン当日に僕が乗車したのは4号車、モハ484-206だったので、リストの中にある「モハ484-206」の側面車号銘板を申し込みました。そもそもですね、僕はくじ運悪いし、かけ事や勝負ごとにも弱いし、これまでの人生でこのような抽選会に当選した記憶は一切ありません。まあ、ダメもとだから、と同封されていた封筒に抽選用紙を入れて気楽に投函しました。その封筒の切手がとてもオシャレで、485系のイラストをあしらったものなんですね。ナイス!

 切手に注目!(クリックしてください。拡大します。)

 さて、部品の応募も忘れたころに抽選日である平成28年2月23日を迎えました。翌日、JR九州大分支社のホームページに当選番号が掲示されたので確認してみると、「あっ!」。何と自分の番号があったのであります。ホントに信じられませんでした。そして忘れもしません、同月26日金曜日の夕方、中津から大分に向かうソニックの車中で携帯が鳴り、営業部の方から当選の連絡を受けたのであります。「おめでとうございます。485系モハ484-206の側面車号が当選しました。」「ありがとうございます。一生分の運を使い果たしはしましたが、本当に嬉しいです。」「ははは。これ、競争率が高かったですよ。」

 その後、担当の方から指示された手順に従って入金を済ませ、待つこと約3週間、ついに車号銘板が僕の手元に届きました! もう、ただただ感激でしたね。そして包装をといて中身を取り出せば、愛しい485系の亡骸(なきがら)の一部、もとい、部品が目の前にあります。よく見ると、数字の根元に緑の塗装を確認することができましたが、これはきりしま色の名残ですね。

  
 

 この度の当選はモハ484-206が僕を選んでくれたんだ、といい年こいて勝手に解釈しております。(笑)ラストランの日、モハ484-206の車体をなでながら「今までお疲れさま、本当にありがとう」とかけた言葉がきっと伝わったのかな、と。この銘板は485系の思い出と共にいつまでも大事にしていきたいと思っています。



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