コレクションの長老たち

 僕がNゲージと出会ったのは平成7年(1995年)の12月。そして、コレクション第一号は小倉井筒屋で購入したKATO製の湘南色165系3両増結セットでした。たった3両でスタートしたNゲージのコレクションは、25年の年月を経て4000両まで膨れ上がりました。

 さて、僕のコレクションの中には昭和の時代に製造された古い製品も含まれています。最古の製品、すなわち長老ともいえる模型はどれだろうか、と探してみたら、たぶんコレだな、と思うものが3つありました。KATO製のキハ20横須賀色、TOMIX製の415系あずき色と113系湘南色です。415系あずき色はすでにアップしていますので、この度はキハ20と113系を簡単にご紹介いたします。

KATO製キハ20横須賀色

 このモデルの発売時期を調べてみましたが、おそらく昭和55年頃(1980年頃)の製品ではないかと思われます。ケースになんとなくレトロな雰囲気が漂っていて、時代を感じさせますね。いい味出してます。

 モデル自体、非常に良好なプロポーションで、実車の雰囲気が十分に再現できていますね。何より驚くのは、製造から約40年たった今でも安定した走行を楽しめておりまして、当時の技術力を実感します。スバラシイ。  

TOMIX製113系湘南色

 このモデルは昭和52年(1977年)に発売されています。とすれば、現在54歳の僕が12歳、小学校6年生の時!すごいですね。

 TOMIXの現行モデルの完成度が高い分、どうしても「おもちゃ感」が否めないのは仕方ないですね。所有しているのはクハ111が2両、モハユニット(モハ112・モハ113)の計4両です。古いモデルですので車両とケースがチグハグなものがあるのはご愛敬。

 前面や側面窓の彫りの深い造形、金属色丸出しのスカート、動力車以外はグレーのプラスティック車輪。すべてが個性的ですね。(これはこれで好きですが。)ちなみに今でも動力車はキチンと動きます。爆音を響かせながら車体を左右に揺らせてノロノロと。(笑)今となっては博物館級のモデルですが、いつまでも愛情を込めて大切にしていこうと思っています。



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