高タカ115系 末期10編成をNゲージで再現@ T1040編成

 平成30年、平成最後の年に行われたダイヤ改正をもって高崎車両センターの115系が引退し、とうとう同地区から姿を消してしまいました。子どもの頃に慣れ親しんだオレンジとグリーンのツートンカラー、湘南色を身にまとう電車が群馬県から消えてしまうなんていまだに信じられません。

 ダイヤ改正を目前に控えた3月10日、現役で活躍していた115系のお別れ乗車をしてきましたが、時間が経つにつれ何だかとても寂しくなり、せめて模型でもよいから高崎の115系をしのびたいなと思うようになりました。そのようなわけで、前面種別幕が塞がれた末期の姿の115系10編成すべてを模型で再現しようとの決意に至りました。折しも、TOMIXから高崎車両センターリニューアル車セットやさよなら115系セットも発売されていいタイミングでもありました。

平成30年3月10日 高崎駅

 さて、そうと決まれば材料集めです。まずはインターネットから実車の資料を集め、同時にあちこちのお店からディテールアップ用の密連カプラーだのインレタだのを購入しましたが、これらは意外に大変で労力を要し、結構出費もかさんでしまいました。(汗)まあ、これも仕方なしと我慢し早速作業を開始します。まず手ならしに高崎車両センター唯一の非リニューアル車であるT1040編成から取りかかります。 

 以前購入したTOMIXの115系1000番台の単品(クハ115、モハ114、クモハ115)を種車にします。まずはモハ114から。その車体に車番、細かな表記をインレタで貼りつけます。さらには立体パーツでドアやドアプレートまで。もうこの段階で僕は眼精疲労と腰痛でぶっ倒れました。(笑) 気を取り直してガラスパーツに黒ゴムのスミ入れ、ドア注意と優先席表示のインレタを貼りつけます。クハとクモハについては運転席上部にピンバイスで穴をあけてホイッスルを取りつけ、前面窓は黒ゴム仕様に交換し、クハ側面ドア黒ゴムのスミ入れ、トイレ窓の塗装、仕上げにクツ擦りシルバーの色さしで終了です。若干手間はかかりますが、少しずつリアルに完成していくのを実感して行う作業は楽しいもんですね。

次第にいい感じに。→ 

 実車の写真を見て気がついたのですが、クモハ115‐1030のドアゴムは白のままなのですね。危うくクハ、モハと同じ仕様にしてしまうところでした。(汗) クモハの前面に3つのジャンパ栓をつけて一応終了となりました。(本当は屋根の修繕跡も再現したかったのですが、体力と気力が…。)

何とか完成!

クモハ115-1030

モハ114‐1040

クハ115‐1030

 拙い工作ではありましたが、思いを込めて作業を行ったことで愛着はひとしおです。T1040編成の行先表示には、僕の第2の故郷である前橋を選びました。さて、あと9編成。気が遠くなりそうですがガンバリマス!!





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