高タカ211系のドレスアップ

 今年(令和4年)で僕の鉄道模型趣味歴は26年を迎えました。それにしても最近のNゲージの精密化には目を見張るものがあります。以前はおもちゃ感すら漂わせていた(それはそれで趣深いのですが。)ものが、このところは実車を忠実にスケールダウンしたミニチュア模型になっていますね。それでも時にはお気に入りの車両や思い入れのある車両に手を加えて、より実車の雰囲気に近づけたいと思うことが度々あります。

 数年前、115系高崎車のお別れ乗車に向かった際にちょっとだけお世話になった高タカ211系ですが、115系との並びもいいな、と思っていた矢先にTOMIXから製品化されました。体力的・気力的に重加工はつらかったので、より実車の雰囲気に近づけるために軽くドレスアップさせてみました。基本的にはインレタ、シール中心なんですが、これがまた格段に効果的なんです。

 側面にある車体番号の標記は当然として、行先表示、ドアステッカー、号車番号、所属標記を貼り付けてみました。もうこれだけで前橋から高崎までの乗車の記憶が鮮明によみがえります。

 付随車サハ(2号車)には乗降口ドアの上に弱冷房車のステッカーを貼ります。これも実車通りです。この作業によって、よりリアルな雰囲気に近づきますね。

 上の画像は下り方先頭車クモハ(4号車)の製品状態(奥)とドレスアップ後(手前)を比べたものです。製品の状態でもすでに完成度は高いのですが、ドア周囲のにぎやかさが増すだけでさらにぐっと完成度が上がります。ちなみに乗務員室ドア下の手すりも金属インレタで再現しています。先頭車前面には列車番号、種別標記のシールも貼ってあります。

 せっかくなので、クハ(1号車)のトイレ窓を白く塗装しました。これも意外と効果抜群です。さて、本来であれば前面窓にワイパーの装着のほか、ジャンパ栓・トイレタンク・幌・転落防止幌を取り付けて、スミ入れを含めたウェザリングを施したいところですが、それは後日のお楽しみとしておきます。

 先に完成させた115系高崎車T1039編成と並べてみました。実車ではもう見ることの叶わない光景ですが、模型であればいつでも思い出のシーンを再現できます。これもこの趣味の醍醐味のひとつですね。

 

 後日、体調の良い時にはさらにディテールアップを試みたいと思います。完成の暁にはまたご紹介させてください。高タカ211系の模型を見ながら、第二の故郷である群馬に思いを馳せる管理人であります。



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